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奥田章さんの文五郎窯のご紹介

モダンでスタイリッシュ、近代アートのような器を手掛ける奥田章(おくだあきら)さん。
両面使えるリバーシブルの器を生み出すなど、発想も独創的で、今や全国どこで展示会を開いても大盛況の作家さんです。

今回は、その奥田章さんのご紹介をさせてもらいます。
工房は、焼き物の町で有名な滋賀の信楽町に「文五郎窯(ぶんごろうがま)」を構え、日夜ストイックに作陶されています。

奥田章さんの文五郎窯

奥田章さんの文五郎窯

信楽高原鉄道の「信楽駅」からほど近いところにある文五郎倉庫。
関西圏の在住の方で奥田章さんのファンの方は訪れた方も多いはず…。
写真は奥田章さんが運営される「文五郎倉庫」と呼ばれる器のギャラリー展示場の中です。
打ちっぱなしコンクリートを使ったおしゃれなギャラリーですよね(^―^)

作陶をしている窯や工房自体は、このギャラリーの向かい側の施設にあり、広い敷地の中に工房とギャラリーが併設されています。

奥田章さんのギャラリー「文五郎倉庫」

奥田章さんのギャラリー「文五郎倉庫」

もともと倉庫の場所をギャラリーにリニューアルしたそうでして、その名も「文五郎倉庫」。
一般にも開放されて販売されていましたので、チャンスがあればぜひ行ってみてくださいね。
時折、イベントなども開催されているので、イベント時に行くのが楽しいかもしれないですね(^―^)

奥田章さんの器が勢揃い

奥田章さんの器が勢揃い

文五郎倉庫には、かなりの種類と数の奥田章さんの器が展示されています。
信楽セラミックアートマーケットや信楽作家市などのクラフト市と同様か、それ以上の作品の種類があり、かなり見応えがあります。
「十草 重箱」などイベントや展示会しか販売しておらず、今や、インターネットでは販売されていない器も多々あるので、そういった器が欲しいという方は、文五郎倉庫のギャラリーかクラフト市が唯一、手に入るチャンスですね(^―^)

ストイックに作陶し続ける奥田章さん

ストイックに作陶し続ける奥田章さん

数ヶ月に一度、文五郎窯に器を拝見させてもらいに行っているのですが、いつ行っても朝早くから作陶している奥田章さん。
早朝だけでなく、晩も遅くまで作陶されているそうです。
奥田章さんはかなり生産量が多い作家さんですが、そういった努力が裏に隠されているのです。

常に作り続けているにもかかわらず、ない時間の中で新作も多く発表されているので、驚きですよね。
優れたデザイン性でセンスの方が評価されるかもしれないですが、奥田章さんこそ、地道な努力の作家のような気がしてしまいます。

お伺いさせてもらった時は、お忙しいにも関わらず、いつも手をとめて少し話をしてくださる優しい方なんですよ(^―^)
奥田章さんの器がいろんな方に愛されているのもわかる気がします。

奥田章さんのこだわりがわかる器

奥田章さんのこだわりがわかる器

十草(とくさ)という日本の伝統的な柄で、縦のストライプ模様が入った器なのですが、このストライプの柄はただのラインじゃないのです。
ラインの一本一本に溝が彫られていて、さらにその溝の中にラインを描いているのです。
器ひとつに、いったい何十本のラインがあるのでしょうか…そしてその器を何百、何千個と作っている手間とは…
考えただけでぞっとする作業ですね。
以前、奥田章さんからお話を聞いた際に、一番、神経を使うのがこの十草柄だそうです。
かなりのこだわりを感じますよね。

奥田章さんのモダンスタイルな器

奥田章さんのモダンスタイルな器

和風モダンで、かっこいいティーセットですよね。
日本茶と季節の生菓子を添えてみたくなりますね(^―^)
やっぱり奥田章さんの代表的なスタイルといえば、こういうスタイリッシュにコーディネートするスタイルが主流でしょうか。

奥田章さんの素朴な雰囲気の器

奥田章さんの素朴な雰囲気の器

近代アートのような、おしゃれなデザイン性の高い器も多いですが、肩の力を抜いて、気軽に使える雰囲気の器も多く作陶されているのですよ。
奥田章さんの土の温かみを感じる作品も魅力的で、個人的にはこういった雰囲気の器が好きだったりします(^―^)
なんだか見ていてほっこりとしますよね。

奥田章さんは、いろいろな種類の器を作っていますので、ご自宅に雰囲気に合った器がきっと見つかると思います。
全国で開催されるクラフト市や、個展・展示会などで奥田章さんの器を見かけることがあれば、一度じっくりと見てみてくださいね。

奥田章さんと文五郎窯のご紹介でした。

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